パイオニアの窮地
パイオニアの第一四半期業績が悪く株価が130円程度となっています。
資金繰りが悪化しており、9月末が一つの山となるとのこと。
パイオニアにとって唯一の希望である地図作成の子会社を
切り売りするかどうかという瀬戸際。
やはり、最大の誤算はプラズマディスプレイの失敗だったんでしょう。
ニッチで体力があまりない企業が、
魅力的な大きな市場で勝負をするには、
もっと圧倒的なスピードか、強固な参入障壁が必要だったのだと思います。
シャープもまたしかり。
なぜ、パイオニアが気になるかといいますと、
自分が若手の時に、
元パイオニアの方からマーケティングの研修を受けたことがあるからです。
それはとても面白く、わかりやすい講義でした。
質問にもとても分かりやすい回答を頂き、すごい人だなと感動したことを
覚えています。
その方曰く、パイオニアは小さいからこそ、戦略やマーケティングを
重視している会社だと教えてもらいました。
そんなパイオニアでも、戦略を間違えたんだなぁと、
ビジネスの世界は厳しいなと、改めて感じた次第です。