2018年度版 おすすめ漫画トップ10 ①
昔から本が好きで若いときは小説をよく読んでいましたが、
最近は活字ばっかり読むのに疲れてしまって、
漫画をたくさん読むようになりました。
数えてみると、ここ5年間くらいで読んだ漫画は約250タイトルくらい。
今回はその中で自分がとてもお勧めしたい作品を共有したいと思います。
(選ぶのはとても難しいのですが・・・)
とはいえ、ワンピースやスラムダンクといった誰でも知っているタイトルは省き、
漫画や映画が好きな人は知っている、くらいまでの中で選びたいと思います。
(以前紹介した「アルテ」「町田君の世界」「メイドインアビス」も省きます)
順番はつけるの難しいので、とりあえず思いつくままに挙げていきます。
目次
-
ヨルムンガンド
両親を殺した「武器」とそれを売りさばく「武器商人」
それらを憎悪しているが、兵士になるしか道がなかった少年ヨナ。
その彼が、美しき武器商人であるココ・ヘクマティアルの私設部隊に加わり、
仲間と共に旅をしていく物語。
ココは何を目指して武器商人になったのか?
生きるがために、憎き「武器」に頼らざるを得ない矛盾を抱え込むヨナは、
その旅の中で、何か答えを見つけることができるのか?
シリアスでハードボイルドなストーリーを、
軽快なテンポの会話で包み込むことで、
読み手は意外なほどスムーズに残酷な日常を受け入れていきます。 -
3月のライオン
生きるため、将棋を指すことで宿り木を手に入れた少年は、
その成功体験を拠り所に、棋士の道を突き進んだ。
でも、そんないびつな願いは、宿り木を飲み込み、不幸の種を蒔く。
生きるために業を背負った少年が、一人で歩き始める所から物語は始まる。
壁にぶつかり頭を打ちながらも、自分の居場所を少しづつ広げていく少年。
もともと歪な形をしている人間が、キレイな丸であること求められる社会。
その差が生み出す大いなる悪意に対して、
真正面から立ち向かう心に傷を持つ優しい人たち。
プロ棋界という独特の世界をモチーフに、
彼らが小さな幸せを見つけるたびに、心が温かくなる物語。 -
4月は君の嘘
天才少年と言われた有馬公生は、ある日を境にピアノが弾けなくなった。
14歳になった少年が、ヴァイオリニストの少女と出会い物語が始まる。
彼女の演奏は、厳粛なコンクールの枠に収まらない。
作曲者に盲従しない圧倒的な個性が、彼女を美しく際立たせる。
ありがちな設定だが、登場人物の背景が生き生きと丁寧に描かれ、
音楽という世界にすべてを捧げる主人公たちの執念ともいえる戦いと、
最終巻でわかる優しい嘘が奏でる若い音楽家たちの魂の物語。 -
ヴィンランド・サガ
11世紀北ヨーロッパを舞台としたヴァイキングたちの物語。
父の復讐だけを願い、戦いに明け暮れ、牙を研いできたトルフィンが、
色々な出会いと別れを経て、自分の頭で生きることを考え始める。
そうして、目指すべき夢を見つけていくのだが、過去の業からは逃れられない。
大きな歴史の流れを感じつつ、自分が自分であるために筋を通して
生きることを決めた主人公の未来を応援したくなる大作。 -
僕だけがいない街
大切なものを失った青年が、タイムリープによってチャンスを与えられ、
大いなる悪意に立ち向かうサイコサスペンス。
そして、ずっと昔に忘れてしまっていたもう一つの喪失、
その愛おしく儚い存在を守ることを決意することで彼は強くなる。
見えない犯人の恐怖と、圧倒的に不利な状況。
読み手も、健気なヒロインを何としても守りたく感情移入されていく。
物語にどんどん引き込まれていき、主人公の感情とひどくシンクロする。
そんな感覚をもたらす秀逸なストーリー展開です。 -
ダイヤのエース
-
ブルージャイアント