ロックブロックのブログ

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世界の仕組み メモ

世界の仕組みについて

 

世界は二元論で成立している。

まず存在したのが、

豊かな土地とそうでない土地。

他者の痛みがわかる人間とそうでない人間。

 

貧しい土地では、

他人から、他国から、奪うことが生存条件となる。

ゆえに、ここで生き残るのは「他者の痛みがわからない人間」

 

豊かな土地では、

どちらの種族の人間も生き残ることができる。

しかし、他者の痛みがわかる人間が、

他者の痛みをわからない人間に支配されないためには、

知恵が必要となる。

 

傾向として、前者は長期的視点を持つこととなり、

後者は短絡的な視野を持つ事になる。

 

前者は後者に搾取されないために知恵を使う。

それが黄金による貨幣制度と、分業による経済システム。

多くの資本を蓄積する事で、後者に対抗する力を持った。

 

貧しい土地で生き延びた人間は、

他者から奪う事を当然として、奴隷社会を構築する。

ローマ市民は、まったく働かず、95%を占める奴隷の労働で

生活をしていた。

大航海時代、アジア、アメリカ、アフリカ、オセアニア

植民地支配を進めていく。

現代においても、グローバリズムを掲げ、世界をフラット化し、

自分たちが勝つルールを決めて、弱者から搾取をする。

 

そして行き過ぎた時、大東亜戦争が発生した。

アジアで唯一完全な独立国として欧米と渡り合っていた日本は、

じわりと迫り寄る列強の植民地化の波に抗うために

アジア諸国の植民地解放を目指した。

アジアがまとまる事で、列強の搾取を免れるためだ。

 

日本は敗戦国となった。

しかし、アジア諸国は独立することができた。

そして、近代の世界を形作る。

 

植民地を失った欧米諸国は、新しい搾取方法を考える。

グローバリズムだ。

世界をフラット化し、経済的に強いものが勝つ。

欧米や、資本家が有利なルールを決めて、彼らが経済で勝つ仕組みを作る。

これが、共産主義と合わさり、現代の様相を呈する。

 

共産主義は、管理層が搾取をする構図となれば、

奴隷主義と変わらない。

人の痛みがわからない人種には好都合だ。

落合莞爾先生のおっしゃる国際共産主義について、

このような理解をした。

 

とはいえ、すべてが悪いわけではない。

貧しく、人が生き延びることが難しかった時代が過去のものとなり、

人が物質的には豊かに生活できる確率が大きくアップした。

おそらく人の幸福度もアップしたはずだ。

 

だが、何事も行き過ぎると毒となる。

物質的な豊かさが過剰となり、幸福度が相対的なものとなった。

絶対的な豊かさは、過去よりも大幅に向上しているにもかかわらず、

より上の豊かさを見せつけられることで、人々は幸せを感じなくなった。

重箱の隅をつつくような息苦しさを感じる時代となった。

人口は爆発的に増加し、人が生き続けるには地球が狭くなってきた。

 

時代は転換期を迎えている。

大きな資本を持つ、他者の痛みがわかる人間が、

次の時代をどのようにつくるのだろうか。