ロックブロックのブログ

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政体と國體

最近勉強してきた中で、政体と國體という概念がある。

初めはしっくりこなかったのだが、自分の今置かれている状況と

照らし合わせると、スッと入ってきた。

この解釈が正しいのかはよくわからないが、

納得できたため書き記す。

 

例えば、日本という国で考えると、政体は、今の政府となる。

国を具体的に運営している組織のことである。

これはわかりやすい。

では、國體とは何かというと、日本という国の中で、

脈々と変わらず続いてきたもの。(人、組織・・・)

日本を日本たらしめる存在と言えばよいのか。

 

急に陰謀論的な話となり、

頭に入ってこなくなると思うが、

これは2元論としても整理できそうで、

光と影、陰と陽、、、

世界の根本的な原理にも合致すると思われる。

 

自分も最初はイメージできなかったのだが、

自分の今のシチュエーションと照らし合わせると

規模は違うが確かに、そのような構造になるのかもしれない、

と理解したのである。

 

自分はそれなりに大きな会社で事業運営をずっとやってきており、

客観的にも様々な戦略を講じて事業を成長させてきたと言えると思う。

しかし、元来表にでるのは嫌いなタチなので、

なるべく、リーダーではなく裏参謀という立場をとってきた。

ゆえに、その間何回も事業のトップは替わって、

しょうもない方針を打ち立てられても、

事業の根幹の方針は自分が立てているので、

大きな混乱もなく、事業は順調に成長している。

 

しかし、最近大きな変化があった。

出世競争的に自分を目の敵にしている人材が、

事業のトップに座ったのである。

 

その方は、いろいろな部門を渡り歩き、

聞こえの良いことをぶち上げては、役員の喝采を浴び、

その具体的な成果を見ずに次の部署に出世異動する。

そんな方だ。

 

あとに残された人たちは、実際には会社にほぼ貢献していない、

その客寄せパンダ戦略の火消しために疲弊する。

 

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結果、自分の身動きが取れなくなったのだが、

この状況を別の視点から見ると、

これこそが政体と國體なのか!と一人合点したわけである。

 

私は入社以来今の事業一筋で、人脈も能力も事業の根幹となっている。

これはいわば國體で、

そこに、入れ替わり立ち替わり来るトップが政体なのである。

彼ら(政体)は、経営陣(自国民、他国)に対して耳障りの良いことをプレゼンし、

なんとか自分の評価を上げようとする。

私は、事業(国)が一番大事なので、

そこに悪さをしないのであれば出来る限り協力をする。

 

そして、もし彼(政体)らが事業(国)に仇をなす存在ならば、

自分の能力を総動員して、彼(政体)をすげ替える。

たしかに、自分もそのようなことを考えるのだ。

 

これが故に自分は、政体と國體という概念を理解することができ、

今、世の中で起きていることには、國體の意思が重要であると、

気づいたのである。