Amazonのアフター対応に脅威を感じた件
たまたま2件ほど製品や配送トラブルが発生し、
アマゾンカスタマーセンターのお世話になったのだが、
その対応が非常に素晴らしかったのである。
品質や、アフター対応の良さと言えば、
もともとは日本企業のお家芸であったはずだ。
しかし、ある時期を境に日本企業の対応は悪化をたどり、
逆に海外企業の対応力がアップしている。
これは非常に脅威なことだ。
おそらく、カスタマー対応人員の評価制度など
システム的に対応が良くなるよな制度が構築されているのであろう。
その結果、劣化しつつある、日本人の個の資質と、経営姿勢から
生み出されている現在の日本の対応力を超えてきたのである。
あくまで感覚によるものだが、
グローバリズムが進んだ2000年代から日本企業の対応力は劣化した。
これは、海外との価格競争のためのコスト削減が効いている。
戦略的には相手の土俵で戦うこととなってしまった。
しかし、結果的には、それでも市場を守れず、敗退してしまう。
そして、マスをとったグローバル企業が、
総取りの利益を背景に、弱点を補強し、完全な存在に成長する。
とはいえ、これができるのはAmazonの企業姿勢も大きく効いているのだろう。
総取り利益を自社の理論だけに使うとそこまでだ。
Amazonはこと顧客に対する姿勢は真摯であり、
すべての利益をつぎ込んで、対応していく。
しかし、メーカーや競合企業にとっては、
恐怖の存在以外の何者でもない。
世界はフラット化し、Amazon以外必要ない世界になってしまう。