ケツァルコアトルスは飛べなかったのか?
最近知ったのだが、巨大な翼竜は実は飛べなかったという話があるらしい。
また、巨大な恐竜は、じつは骨格や筋肉量から推定するとその体重を支えきれず、
動けなかったのではないか、という話も同様。
そんなこと、疑いもしなかったけど、言われてみれば、
直感的に納得してしまう話である。
確か、実物大のガンダムを作ろう!という話も、課題は同様だった気がする。
でも、実際に恐竜や翼竜の化石は残っていて、実在している。
以下のサイトでは、自信を持ってケツァルコアトルスは
飛べなかったと断言している。
子供の時は飛べたけど、大きくなって強くなったら飛ばないのでは、
ということだ。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/051000208/?P=3
本当だろうか?
翼竜については、それで話を強引にまとめることができたとしても、
超大型の恐竜が大人になったら動かなかった、という話は成立すまい。
やはり、なにか大事な情報が欠損しているのだと思う。
太古の時代、大型の翼竜は、そらを飛んだであろうし、
大型の恐竜もちゃんと自分の足で移動していたはずだ。
今の常識を当てはめると、結論が変わるだけで、
何らかの足りないパーツ(情報)があるはずだ。
そう思って、ネットでいろいろ探していくと、
いくつかの話が見つかった。
1つ目は、太古の地球では、大気圧が高かった。
2つ目は、太古の地球では、酸素濃度が高かった。
3つ目は、太古の地球では、重力が弱かった。
とりあえず見つかったのはこんな所だ。
これらが、それぞれ1つ、もしくは組み合わさって成立していれば、
翼竜が飛べない問題が解決されそうだ。
一つ目の大気圧が高かったという話については、恐竜時代はわからないが、
地球ができたてホヤホヤの時代は、隕石がぶつかり合って排出された気体で、
大気圧は360気圧にもなったそうだ(温度が同じと仮定した場合)。
ちなみに二酸化炭素60気圧、水蒸気300気圧とのこと。
http://www.kyoto-u.ac.jp/kurenai/201709/gakumon/
これは、非常に興味深い話である。
そこから、徐々に大気圧が低くなって、現在の1気圧に至っている。
というのは、おそらく事実であろう。
となれば、その過程で、恐竜時代と高い気圧の時代が重なっている
可能性もある。
二つ目の酸素濃度の話も、以下のサイトを見ていくと、
どうやら今より高い時代があったみたいだ。
この時期に、昆虫などの巨大化が進んだらしい。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/4702/
http://takeda-foundation.jp/seminar/pdf/2019-09-28_seminar_report.pdf
三つめは、重力の変化だが、
昔は重力が弱かったのだが、質量の大きな隕石が衝突し、地球の質量が
大きくなったことで、重力が大きくなった。とか、
月ができてから、なんだこうだとか、
どこかのサイトで見た気がするのだが、出典を見つけられなかった。
おそらく、ここら辺は眉唾なのであろう。
とはいえ、大気圧と酸素濃度については、可能性がありそうだ。
太古の地球では、ちょうど大気圧と酸素濃度のバランスが絶妙の時代があり、
その際に、生物が巨大化できたというのは、論理的な仮説だと思う。
もし、この仮説が正しいのならば、
他のいろいろな謎も解けるのではないだろうか。。。